指しゃぶりとおしゃぶりの影響はいつまでに止めさした方がいいですか?
3歳頃までの指しゃぶりは、乳幼児の生理的な行為として、無理にやめさせる必要はありません。子どもの生活リズムを整え、外遊びや手を使う遊びを増やして、関心を他のことに向けさせることで指しゃぶりはだんだん減っていきます。ただし、長期間にわたる指しゃぶりは、かみ合わせや発音に影響が出てくるため、やめた方がよい理由を本人にわかりやすく教えてあげてください。指しゃぶりをしなかった時はたくさんほめてあげて、ご家族皆さんで温かく見守ってあげましょう。寝しなの指しゃぶりがとれない場合は、絵本を読んであげたり、添い寝をしながら子どもの手を握ったりして安心させてあげましょう。
指が口にはいることに抵抗を感じるお母様は、おしゃぶりを上手に活用するのも良いでしょう。おしゃぶりを無理に与える必要はありませんが、指しゃぶりよりもやめやすい傾向にあります。ただし、発語やことばを覚える1歳過ぎたらおしゃぶりのフォルダーをはずして常時吸えないようにします。2歳頃までに使用を中止すれば、かみ合わせの異常も改善されますので心配いりません。
なお、頻繁な指しゃぶりが続く場合は、心理的な問題もあるため、専門医にご相談下さい。