子供の歯ぎしりは大丈夫ですか?
歯ぎしりには3つのタイプがあります。ギリギリと音をたてて歯をこすりつけるタイプがよく知られていますが、カチカチと音を出して上下の歯をあてるタイプ、そして上下の歯を強くかみしめる(食いしばり)音がしないタイプと様々です。
歯ぎしりの原因やメカニズムは、いまだわからないところが多く、根本的な治療方法がないのが現状です。
子どもの歯ぎしりは、睡眠時の生理的な現象として考えられていますが、とくに歯やあごが痛いなどの症状がない限りは様子みて心配ありません。また、一過性のことが多く、成長とともに自然に改善するケースがほとんどです。ただし、頻繁に痛みを訴える場合には、対処療法として、かみ合わせの調整や歯ぎしり防止装置(マウスピース)を装着すると症状が軽減します。
また、柑橘系の果物やお酢などの酸っぱい食べ物をよく食べる習慣がある場合には、歯ぎしりすることで乳歯のすり減りが著明にみられることがあるため注意が必要です。