口呼吸は、身体に悪い影響を与えますか?

最近はむし歯のお子さんが減少し、口腔習癖に問題があるお子さんが増加しており、舌や口唇、頬による不正な力によって歯の崩出するスペースが無くなり、顎骨の発育に制約を受けているお子さんをよく診ます。
口腔領域が狭くなると、舌は喉の方へ移動し、気道が狭くなります。その結果、鼻呼吸がおこなえず口呼吸を行うようになります。 口呼吸は、気道の呼吸抵抗もあり、呼吸が浅く、肺尖まで空気が届きづらいので慢性の酸素不足を招きます。
小児の場合は、酸素の摂取量の80%は、脳で消費される為、暗記ができない、物事に集中できないなど脳への影響も考えられます。また、口呼吸を長期にわたって行うと歯並びが悪くなり、いつも元気が無い、病気になりやすい、アトピーやアレルギーなど全身にも悪い影響がでているようです。