マタニティ歯科・赤ちゃん歯科

  • 妊娠中にカルシウムを多く摂ると、歯の強い子どもが生まれますか?

    カルシウムだけでなく様々な栄養がそろって、はじめて丈夫な歯が作られます。乳歯は妊娠7週頃から作られ始め、4ヶ月頃から硬くなり始めます。カルシウムだけでなく、バランスのとれた食事が大切です。

  • 妊婦の歯周病が早産などに関係するって本当ですか?

    歯周病が早産や低体重児出産のリスクを2倍から4倍くらい高めることが報告されています。歯周病菌が血中に入り子宮内で炎症を起こし、子宮の収縮が誘発されることによっておこるといわれています。

  • 子供の虫歯の治療に局所麻酔を使わないとダメなんですか?今までの歯医者さんでは子供の虫歯治療は麻酔を使わず治療されていたんですが

    麻酔を使わないと痛いのと無理やり麻酔なしで治療すると一生歯医者さんが嫌いなお子さんになって虫歯ができてもお母さんに言わなくなります。また、痛いと動くので危険なのと完全に虫歯を取りきるのは場合によってはかなり難しくなります。
    ただ、子供さんの虫歯治療で麻酔を使わない先生が多くいるのは、いろんな考え方もあるとは思いますが、一番は子供さんに対する麻酔注射は大人に行うよりずっと難しいということです。局所麻酔の注射をする際、子供さんの粘膜の密度は大人の粘膜の密度よりずっと密なため痛みを抑えた麻酔注射は年配であればあるほど容易になります。そのため子供さんに麻酔をするのは苦手な先生が多く存在します。また局所麻酔を小さなお子様に痛くなく麻酔注射しようとすると10分弱かかる割に麻酔をしても保険点数が算定できないことです。局所麻酔は特殊な麻酔やある状況でしか保険点数が算定できないサービス的な部分があるため、大人の治療以外相当深くない限り、極力麻酔の注射を控える先生がいます。(ただ、大人でも歯医者さんの治療での笑い話でよく言われる「痛かったら手を上げてくださいね」って言われて、治療中痛くて手をあげてもそのまま治療を続けられたというのはこの辺の理由もあります笑)当院ではしっかりとした治療をちゃんと行いたいという理由から、小さな虫歯で絶対痛くないというもの以外は麻酔の注射を行って治療をしていきます。

  • 子供の麻酔を使った注射は何歳から行っても大丈夫ですか?

    当院では基本的には3歳から麻酔を使った虫歯治療を行います。2歳のお子様で歯科治療での麻酔中毒により亡くなった悲しい事故もありました。麻酔の容量が問題でなくても体質的なことと、治療後の対応に疑問があった悲しい事故でした。基本的には局所麻酔を使っての虫歯治療は前述のとうり3歳からですが、2歳代であっても痛くて子供が泣いて夜寝れないということなら細心の注意を払って麻酔の容量を守った局所麻酔を使っての治療を行う場合があります。

  • 妊娠中でも歯科治療を受けて大丈夫ですか?

    歯科用の麻酔はあくまで局所的に作用するもので、胎児への影響はまずありません。とはいえ、心身とも不安定な時期に通常レベルで治療をお受け頂くのは、妊婦の方にはご負担になりますので、積極的な治療(抜歯などの外科処置、投薬が必要になるような処置)は控え、痛みがないように応急処置や予防処置をするなど最小限度の必要な治療を安定期(4~8か月)に行います。
    大切なことは妊娠が分かったら、早い段階で検診にお越し頂くことです。

    妊娠中や授乳期はなかなか継続的に通院しずらい時期ですし、むし歯や歯肉炎などの問題も起こりやすいのです。早期にご自身のお口の状態を把握し、お口のことで困らないように適切なケアを行うことが妊婦さんのみならず、生まれてくる大切なお子様のためにも重要になります。

  • 一人赤ちゃんを産むと歯を一本失うって本当?

    妊娠中は身体的な変化や生活の変化によって、歯を失う2大原因の虫歯や歯周病になりやすくこれによって歯を失うことがあるのです。
    妊婦さんが虫歯や歯周病にかかりやす理由として次の3つが挙げられます。

    女性ホルモン
    妊娠すると女性ホルモンが大量に増えますすると歯周病菌を活性化し、歯茎の毛細血管が拡張するので、歯茎が腫れたり炎症を起こしやすくなったりします。これを妊娠性歯肉炎と言います。また、唾液の分泌量が減少し、酸を中和する力が弱くなります。お口の中は酸性に傾き、虫歯の発生を抑制する機能が低下します。

    悪阻(つわり)
    つわりがひどいと、どうしても歯磨きが不十分になりがちです。食生活でも、酸味の強い食べ物や清涼飲料、甘いお菓子を食べたくなりやすくなります。不十分な歯磨きや食べ物の変化でおくちの中が酸性に傾き虫歯が出来やすくなります。

    不十分なブラッシング
    少量ずつ回数を多く食事をとったり、頻繁に間食をしたりするようになります。すると朝晩のみの歯磨きだけでは不十分になります。

  • 妊娠中は赤ちゃんにカルシウムをとられるから歯が悪くなるの?

    赤ちゃんにカルシウムをとられて、歯がもろくなることはありません。妊娠中はお口のケアが難しい為、むし歯や歯周病が進行しやすいのです。

  • 妊娠中の歯科治療はどのタイミングが良いのですか?

    妊娠中の治療は安定期がベストです。胎児や母体への影響を考慮すると、比較的安定しているこの時期での受診をお勧めします。通常の歯科治療や投薬も問題ありません。
    妊娠初期では、緊急の場合は応急処置を行いますが、基本的には診査や計画、ブラッシング指導にとどめます。妊娠後期では、横になるのも大変ですし、早産などの危険を避けるためにも応急的な処置を行う程度です。治療が必要な際は出産後に再開します。

  • 妊娠中の歯科治療はどのタイミングが良いのですか?

    妊娠中の治療は安定期がベストです。胎児や母体への影響を考慮すると、比較的安定しているこの時期での受診をお勧めします。通常の歯科治療や投薬も問題ありません。
    妊娠初期では、緊急の場合は応急処置を行いますが、基本的には診査や計画、ブラッシング指導にとどめます。妊娠後期では、横になるのも大変ですし、早産などの危険を避けるためにも応急的な処置を行う程度です。治療が必要な際は出産後に再開します。

  • 歯科治療で使う局所麻酔の注射は妊娠中や授乳時期に治療を受けても大丈夫ですか?

    歯科治療の際に行う麻酔も、胎児への影響など妊婦さんにとっては不安材料のひとつでしょう。当院では、妊婦さんにより安心して治療を受けて頂けるよう、安全性の高い局所麻酔を少量のみ使用しています。また、歯科で行う麻酔は部分的で少量のため、薬や麻酔によるお身体や母乳への影響はほとんど心配ありません。レントゲンから麻酔、お薬にいたるまで、母子の健康に最大限配慮した診療を心がけておりますので、どうぞ安心してご来院ください。
    授乳中でどうしても心配な方は、麻酔や服用の後は5時間ほどあけてから授乳することをお勧めします。